家族

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コンビニから逃げ帰る様に和也はアパートへ向かった。 由美「わぁ~⤴すごい~⤴全然車な~い⤴GOGO‼‼‼」 由美は辺りをキョロキョロしながら後ろではしゃいでいた。 由美「ねーねー、後どんくらい??」 和也「あんっ?」 風とエンジン音でうまく聞き取れない和也は由美に聞き返した。 由美「後どんくらい??」 大きな声で叫ぶ由美。 和也「何Don't cry??よく聞こえねーよ‼」 後ろで爆笑している由美。 由美「Baby don't cry(笑)??」 和也「あ~、どんくらいかか💡もうすぐ着くよ‼」 成立してない会話に1人で大笑いしている由美。 和也たちがアパートに着く頃には雨もだいぶ小雨になっていた。 和也「着いたぞ‼」 由美「へぇ~、結構良いとこ住んでんじゃん⤴」 由美は口を開けながら大きなマンションを見上げていた。 和也「そんな良いとこ住めるわけねーだろ」 由美「わかってるよ。どうせそっちのボロアパートでしょ?んで何号室?」 和也「102だよ」 由美は和也よりも先にドアの前に立った。 和也「言っとくけど『今日だけ』だかんな‼」 由美「はいはい」 由美は空返事の様に軽い口調で言った。
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