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由美「ねーっ!?」
和也「はいっ!!」
由美「聞いてんのっ!?」
和也「はいっ!!」
由美「パンツはできればボクサーパンツみたいのがいー!!」
和也「はいっ!!」
ただただ単調な返事を繰り返し、和也はTシャツとボクサーパンツを風呂場の洗濯機の上に置いた。
足元には無造作に脱ぎ捨てられた由美の下着。
(ピッ…ピンクに黒っ…あんなガキがこんなセクシーランジェリーを…)
(ダメだ…なにを考えているんだオレは…
冷静になれ……
そう…
冷静に……
冷静に………
パンティーのことなんて考えちゃダメだっ…
パンティーのことは忘れろ…
パンティー……
そうっ…
パンティー………
あーーーっ
違うパンティーじゃないっ!!
冷静に…冷静に…そう…冷静に…)
和也は布団に潜り込みながら呪文の様に独りごとをつぶやいていた。
由美「パンティーがどうしたのっ??」
いつの間にか風呂から上がっていた由美。
和也「わっ!!
いやっ…パンティーの買い置きがなかったからさ。」
由美「パンティーの買い置き??」
和也「あー。パンティの買い置きだ。」
和也は平静を装う様にタバコに火を着けた。
由美「タバコ逆さだよ。」
和也「あー。逆さだ。」
由美は不思議そうな顔をした。
由美「ねーこの部屋ドライヤーないの??」
由美はタオルで後ろ髪を拭いながら辺りを見まわした。
(この仕草どっかで見た様な…)
そんなことを考えながら和也は洗面所の方を指差した。
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