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ただただうつむきながら2人は沈黙し続けた。
由美「…」
和也「…」
由美「……わかった…」
沈黙を破る様に由美は小さくつぶやいた。
由美「なんかゴメンね❗助けてもらったのに変なこと言って❗」
由美は指で涙を拭いながら、懸命に作り笑いを浮かべた。
和也「ごめん…」
和也は由美の顔を見れずに下を向きながら謝った。
由美「謝らないでよ❗そんなことよりご飯食べに行こっ‼あっ‼スウェット貸してねぇ~‼」
由美は重い雰囲気を吹き飛ばすかの様に明るく振る舞ってみせた。
和也は申し訳ない気持ちでいっぱいになっていた。
和也「由美…やっ…」
由美「さぁ行こう行こう‼」
和也がなにか言いかけた言葉をさえぎるかの様に由美は一足先に外へ出た。
和也「ちょっと待てよ‼」
和也は後を追う様に慌てて準備をし、テレビも消さずに外へ出た。
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