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明くる日の夕方、和也はいつもの様に目覚ましもかけず適当な時間に目を覚まし、起き上がろうともせずいつもの場所に置いてある携帯に手を伸ばし、いつもの様にメールと着信が無いことを確認し、いつもの様にタバコとライターを手にした。
和也「そうだ、タバコ切れてたんだっけ…でも昨日のあの子はいったいなんだったんだろう…」
(茶色がかった大きな目…
痩せめの小柄で色白…
髪は少し長めで茶色
中高生の様な童顔だったがお水系の身なり…
ただのギャルか…
家出不良娘か…
まぁいい、二度と会うこともないだろう)
和也はそんなことを考えながら、ようやく布団にへばりいた様な重い体を上げ、歯を磨き顔を洗い始めた。
ピピピピピッ
ピピピピピッ
(なんで人が歯磨きし始めたりしたときに限って電話がかかってくんだよっ‼)
和也は電話代をケチるかの様に口もゆすがす急いで携帯へとかけよった。
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