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和也「そっ…それは…それくらいは知ってるさ❗」
由美「だからなんで知ってたのっ⁉⁉⁉」
冗談を言う和也に対し、真剣に問いかける由美。
和也「つーか本当に誕生日なのっ⁉⁉⁉」
和也は驚きを隠せない表情を浮かべた。
由美「本当に誕生日だよ…」
和也「そっか…なんか運命とか奇跡って本当にあるのかもな(笑)‼
とりあえず、改めて誕生日おめでとうっ‼‼‼」
その言葉を聞いた瞬間、由美の目からは涙がこぼれ始めた。
由美「ありがとう…」
和也「何泣いてんだよっ⁉⁉⁉」
由美「ううん…さっきの玉ねぎ…
私、お母さんもいつも働きにでてて、誕生日の時はケーキとメッセージカードが置いてあるだけで…
今まで家族からおめでとうなんて言われたことなくて…
私産まれてきてよかったのかなぁって、ずっと不安だったの…」
和也「それならオパンゲリオンのDVD借りてきて一緒に見よう❗
ここに居ていいんだって気づいたときに、みんなおめでとうって言ってくれるシーンがあるんだ(笑)❗
だからもう泣くのはおよしなさい❗」
由美を笑わせ様と必死の和也。
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