告白

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診察台はひんやり冷たさも感じてとても孤独感を感じます。 まして診察台に乗ってからまたかなりの時間が経っていて大学病院はこんな格好でまだ待たせるんだと惨めな気持ちにさえなりました。 そしたら何やら多数の人らしき声がカーテンの向こうから聞こえてきて教授が院生を連れて説明しながら診察をしていたのです。 まじ~!? 足音や声からしてかなりの人数でした。 こんなの見られるだけでも恥ずかしいのに学生の実習の研究材料かよ… こんなことならもっと違う病院で…と考えていたら先生の声がして 『診察しますね~、ちょっと器具が入るので違和感あるかもしれませんが大丈夫ですから力抜いて楽にしてください』 楽にできるかって… ますます緊張して力が入ってしまい 『力抜いてください。痛くないから大丈夫。一度深呼吸してください。』 思いっきり深呼吸してはいたら器具が入ってきて先生の診察が始まりました。 痛くないって言ったのに痛いじゃないか~ 思わずくぅ~と言ってしまった… 暫く先生は黙ったまま診察して次に話し声が聞こえてきた時は実習生たちになにやら専門用語で話をしているみたいでまったくわかりませんでした。
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