二番目

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病室の空気は一気に嫌な感じになり私は本当に逃げたしたかった。 そんな時に看護婦さんが入ってきて説明を始めました。 『二番目に処置室に入りますから。』 『はい。わかりました。』 段々と近付いてくるこの瞬間は恐怖と不安、支えがない悲しみにやり場がない。 『大丈夫よ。戻したら暫くベットからは起き上がれないけど…あとはトイレに行きたくなるけど時間までは我慢我慢。』 『時間ってどれぐらいですか?』 『夜の7時ぐらい。寝返りも駄目で仰向きのままただジッと子宮に定着するまで待つの。あとは着床するかどうかは神様のみしかわからないわ。』 体外受精の成功率は20%ぐらいしかないと聞いている。 そして隣の韓国人の人が一番で処置室内に連れて行かれました。 『頑張ってくるね。』 『いってらっしゃい』 一言ご主人に声かけてご主人も一言声かけてその一言に込められた気持ちがとても力強かった。 それから暫くして私も処置室内に行くことになり、 私達には交わす言葉などはありません。 処置室内はカーテンで仕切られており隣では先ほどの韓国人の人が 『力を抜いてください。力を抜かないと戻す時に痛いですよ。』 先生のそんな声を聞いて “痛いなんて聞いてない。麻酔もなし!?そんな…” 隣の韓国人人が終わり先生がこっちのカーテンを開けて入ってきました。 いよいよ私の番が…
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