告白

1/3
前へ
/67ページ
次へ

告白

なかなか決断が出せないまま時間だけは過ぎて行き、薬を使っていた為体への負担も大分あったせいか不順になっていたのです。 十代に卵巣嚢腫になり左右に拳大の腫瘍が見つかり手術をした経験がありました。 最初は便秘でお腹が張りだし一週間出ないは当たり前。 しかし、段々出なくなり薬を使ってもあまり効果がなくて仕舞いには妊娠3ヶ月ぐらいのお腹になってしまい、出ない為に吐くことも多くなりました。 その当時付き合っていた人もいたのでまさかと思い病院で検査してもらうことにしました。 婦人科なんて初めてでどういう病院に行っていいか解らず家の裏に東京女子医大があったのでそこに行って診察を待ちました。 大学病院だけあり予約もしていなかったのでまる一日かかってしまったのです。 そして、診察の順番が来て看護婦さんに 『下着を取って準備が出来たら台の上に上がって足をここに乗せてお待ちください』 何だかその台を見たときに怖くなりそのまま逃げだしそうでした。
/67ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加