2人が本棚に入れています
本棚に追加
-6月13日午前9時46分 地方裁判所 控え室-
仁緒「(ううっ緊張するなぁ・・・)」
僕の名前は仁緒 護-ヒトオマモル-新米弁護士だ。実は今日始めて自分が扱う裁判がある
梶尾「まぁそんなブルんなよ、仁緒」
仁緒「そんなこと言われましても・・・僕に法廷はまだはやすぎたんじゃ?」
この人は梶尾 宰-カジオツカサ-僕の先輩弁護士だ。今現在は梶尾さんの事務所においてもらっている。
梶尾「あほ!早めに法廷に出て実力をつけるのが当然だ。デビュー戦だと思って頑張れ!お前も立ってみたいだろ弁護席に」
仁緒「まぁそうっすけど・・・」
梶尾「そんな様子じゃ依頼人もへたれるぞ(笑)」
仁緒「うう・・・笑い事じゃないですよ・・・」
倉川「仁緒ぉぉぉ!俺の人生はお前にかかってるだぞぉぉぉん(泣)」
仁緒「倉川・・・」
倉川 正-クラカワタダシ-今回の依頼人で僕の旧友。会った時は必ず面倒をかけてくる
倉川「まったく俺が殺人なんてなにかの間違いだぜ!俺は誰も殺してないぞ!!」
こいつは今殺人の容疑で裁判にかけられてる。僕もわかってる・・・こいつがそんなことするはずがない!・・・だが、こいつは悪霊の加護みたいなのが付いてるみたいでかなり運が悪い。僕は信じてる犯人は他にいることを・・
倉川「もし俺が有罪になったら・・・化けてでるからなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!仁緒ぉぉぉぉぉ!」
係官「弁護人!開廷10分前です。準備が出来次第、入廷してください」
仁緒「ううっ・・・ついに始まるのか」
梶尾「いよいよだな、仁緒。依頼人を守るのが弁護士、信じることも弁護士の仕事だ!いいな?」
仁緒「はい」
最初のコメントを投稿しよう!