第1章 始まりの法廷

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-同日午前10時 地方裁判所 第5法廷- 裁判長「これより倉川正の審理を開廷します」 ??「検事側準備完了しています」 仁緒「・・・」 裁判長「あの?弁護側の方は?」 梶尾「こら!仁緒!」 仁緒「はいぃぃ!弁護側準備完了してます!」 裁判長「大丈夫ですか?確か今回弁護側は新米とききますが?」 仁緒「いえ!問題ありません!」 裁判長「わかりました。では道家検事、冒頭弁論をお願いします」 道家「はい、6月11日午後2時10分とあるマンションの一室で事件はおこりました。被害者の名前は本吉 要-モトヨシカナメ-女性で、被告人との関係は恋人に当たるようです」 仁緒「・・・」 道家「死因はナイフのような物で腹部を刺されたショック死によるものです。死亡推定時刻は2時20分頃、裁判長これが解剖記録です。」 裁判長「わかりました。受理します」 道家「検察側は被告人の有罪を立証するため、事件当時現場付近にて被告人を目撃した、セールスマンを証人として召喚したいと思います。」 裁判長「・・・わかりました。では係官!証人を入廷させてください」 仁緒「(いきなり証言が始まるのか・・・)」
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