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ゴシック様式の屋敷はどこもかしこも煌びやかに光っている。
装飾が施されたドアにテーブルに…。毛足の長い絨毯は人の足音など簡単に消してしまいそうだ。
「確かに凄いですよね。だけど、ここまで輝いている必要は…。」
雪城は頷いた。その時、広間に燕尾服を着た男性が入ってきた。
「皆様、お集まりいただきまことにありがとうございます。お送りしたルールブックは読んで戴けたでしょうか。そちらに書いてあることはすべて真実でございます。一応、もう一度説明させていただきます。」
男性がそういうと、部屋は真っ暗になった。
神崎は雪城と顔を見合わせた。彼女もよくわからないらしい。
すると、スクリーンが突然現れ、人と金と銃が描かれている。
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