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その言葉に皆が驚いたような声をあげた。
「しかし、途中で誰かにばれますとそのことを知った方、つまりその事件を解決した方に犯人の分の10億円と被害者様の分の10億円を差し上げます。ばれた犯人は監獄行きです。また、犯人はわからなくても殺害方法がわかった場合はボーナスとして、10億円を差し上げます。この屋敷のどこへ行ってもいいですが、屋敷からは出れません。それではこれより2週間頑張ってくださいませ。」
男性はいなくなり、部屋は明るくなった。
「…まずは自己紹介でもするか。」
さっきの大柄の男性が言った。
「俺は遠藤修治、25だ。よろしくな。」
次に遠藤の隣にいた、メガネをかけた男性が言った。
「俺は白石類。歳は22。よろしく。」
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