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それからは互いに一歩も譲らずにもう何手打ち合ったかわからなくなっていた。
そして互いの体力がつきてきた頃義経から待ったの声がかかった。
「もうお主の力はわかった。よかろう。お前の配下になってやろう」
「それじゃ…ハァハァ、某たちの屯所に戻りましょう」
総司は疲れきっていたがこの場所に軍勢を駐留していることに危機感を覚えていた。
「休まなくて良いのか?」
弁慶は疲れきっている総司を気遣っていた。
だが総司は一刻も早く屯所に帰り兵士についてどうするか会議したいと思っていた。
「ここからは近いので屯所に帰ってから休もうと思います」
「では行くか」
義経は手慣れたように手早く出発準備をすると軍勢はゆっくりと動き始めた。
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