第壱章

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―新撰組屯所― 「――――以上だ。引き続き京の見廻りは一番隊に頼む。」 「はっ!」 いつものように昼の会議が行われていた。 「局長、幕府から要請が来ておりますがいかがなさいますか?」 「要請だと?」 「はい。京の街では近頃人切りが多発しておりその犯人の討伐の要請が来ております」 「そうか。総司、お前には人切りの方の調査を頼む」 「はい。わかりました」 「よし。これで昼の会議は以上だ。解散!」 こうしていつもの昼の会議は幕を閉じた。
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