第壱章

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しかし総司は違っていた。 「僕に出来るかどうかわかりませんがそれでも良いのですか?」 総司は剣技には自信を持っていたがそれはあくまでも一対一の話であった。 「お主ならできるであろう。頼んだぞ」 「はい…」 まだ総司は自信がないのか返事に魂はのっていなかった。 「話は以上だ。これから四日しか期間が無いが二人とも頼んだぞ」 そう言い残すと近藤はサッと身を返すと広間から出ていった。 近藤が居なくなった広間はいつもの静けさを取り戻していた。 (僕で本当に大丈夫なのか不安だ……)
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