真意

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真意

「お兄様…?」 「好きだよ。屡迦の事は。」 「本当ですか?」 「うん。」 安心させる様ににっこり笑ってみせた。愛凛は本当に安心した様で表情を和らげる。 何となく、わかった気がする。 僕が屡迦を弄るのも、愛凛が屡迦の話をするとイライラするのも。 「…だから、ねぇ、愛凛。君には屡迦は渡さないよ」 「…え…。……えええぇぇぇっ!!」 部屋に愛凛の絶叫が響いた。 え?さっきの言葉?気にしなくて良いよ。
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