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《ひまわりのウタ》
*
ひまわりのような笑顔の君
明るく綺麗なその花は周りを笑顔にさせました
ある日ひまわりは姿を消しました
ひまわりは不治の病でした
弱っていく細い体で彼女は精一杯上を向いて咲き続けました
神様は酷い人でした
ひまわりから花弁を少しずつ千切って彼女から全てを奪いました
ヒラリ
ヒラリ
散らされてしまった花弁と共に彼女は散ってゆきました
みんなみんな泣きました
みんなみんな言いました
「どうして彼女だってのだ」と
ぽたり
ぽたり
見上げると空も泣いていました
もうひまわりはあの空を見上げることもできない
〈もうあの笑顔を見ることはできない〉
(、真っ黒な穴は塞がらない)
*
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