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男はあの頃、全てのロックを奏でるギター少年が抱く夢
――音楽で世界が変えられる
そう信じて止まなかった。
でも、結局は何も変える事はできなかった。世界は愚か自分を変える事さえもだ。
この結果は当たり前なのだろう。数多の世界の歴史に名を残すミュージシャンでさえ変えられずにいたものを、この日本で一瞬の輝きだけ見せただけのロックミュージシャンができるはずもなかったのだ。
そう。
この結果は自分、否、世界にとって必然だったのだ。そして、不変の世界は本日も暗闇に包まれている。
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