第3話 …ホームシェア?

2/19
前へ
/80ページ
次へ
大きい扉を開けて入った先には、お城のような光景があった。 「わあ…広い!」 ここは洋風だが、あくまで風なので靴を脱ぎ、用意されたスリッパを履く。 「男の人は一階に、女の人は二階に住んでいます。」 と、管理人さんが言った。 「えっと、もうすでに住んでいる方がおられるってことですか?」 「そうです。上の階は2つ、下の階は1つ空いてますね。 挨拶されますか?」 「いえ、今はいいです。それより空いている部屋を見してもらってもいいですか?」 私はワクワクしていた。
/80ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加