─受験会場─

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目覚まし時計がジリリリリリとなっている。 「・・・・・・・朝か。」 龍二が目覚まし時計の音で目を覚ます。 佐藤 龍二(サトウ リュウジ) 高校3年生で、今日は桜坂大学に受験をしにいく。 「おはよう。」 「あら、おはよう。いよいよ受験当日ね!頑張りなさいよ!」 母が俺に言う。 「あぁ、うん」 「はいこれ、朝ごはん」 カツ丼だ。受験合格という想いをこめて作ってくれたのだと思うがさすがに朝からカツはキツいと思った。 「朝からカツかよ・・・・」 と、愚痴をもらしながら食べる。 食べ終わり、着替えを済ませた時にちょうど友美が来た 「龍二ぃ、友美ちゃんが来たわよー」 「今行くよ」 新田 友美(ニッタ ユミ) 小学校からの幼なじみで、俺たちは今、付き合っている。俺たちは同じ大学を今日受験する。 「行ってきます。」 「行ってらっしゃい!頑張ってくるのよ!」 応援してくれるのはうれしいが正直うざい。
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