日常

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Pi・Pi・Pi.. 日曜日の朝六時四五分 とあるマンションの その部屋からは 目覚まし時計が鳴り響く 「……」 すると その目覚まし時計を 止めようと 少年が動き始めた 「よし、ジャスト15分前」 そうつぶやきながら 少年は着替えて 部屋をあとにした…… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 僕はこの曜日 日曜日はいつも10分前にはテレビの前にいる なぜかって?決まってる今日は… ヒーローアニメの放送日! 毎週欠かさず見ている もちろん予約録画して DVDにも落としてあるが やっぱりリアルタイムが1番良い! ドキドキが強く感じるし CMの時に大事な事が出るかも知れないし (録画だと早送りして見逃す事が多い) それに何よりアニメに失礼だ 「「ヒーローは私服に着替えて見るべし!」」 これは僕の約束 一度たりとも破った事は無い まぁ話しはこの位にしてそろそろアニメが始まる 僕は椅子に深く座り直す 右手には牛乳の入ったコップ 左手にはお菓子 これがいつものスタイルだ 僕の名前は 日下部宏 羽九亞中学校2年C組 お父さんとお母さんの 三人暮しだ いや 詳しくは 「「だった」」 お父さんとお母さんは一年前離婚した 原因は お父さんの浮気 僕はお母さんに引き取られ この街に引っ越してきた 学校はそれなりに 楽しい友達もいるし部活も楽しい 成績もそこそこだと自分でも思う だか 嫌いな所もある それは 童顔で身体か小さく うでや足首も細い 初対面の人に 良く女の子に間違われる これがすごい恥ずかしい 小学生のときに 初めての身体検査で 先生に女子更衣室に 連れて行かれたと言う 苦い思い出がある だから僕は ヒーローに強く憧れたのかも知れない
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