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「清掃員さん?どうかなさいました?」
千里の声に健太郎ははっとした。
(顔がタイプだなんて即物的すぎるだろ、俺!とにかく、この動揺が悟られないようにしなくては!)
「いえ、なんでもありません。」
(清掃員さん、今あたしのこと微妙な顔つきで見たよ~やっぱ化粧ケバい!?それとも服か!?気合いがバレたのかな?あー気合い入りすぎてブラウズのボタンが胸筋でパッツンパッツンなのに気付いたのか?えぇい、怯むな、あたし。ここで怯んだら女が廃る!)
「昨日はありがとうございました。ハンカチお返しします。それと、もしよかったら、コレ」
千里がおずおずとブツを差し出した。
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