第1話 千里という人

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ため息だけのはずだったのに気が付くと涙も出てしまっていた。 やば!こんなとこで泣くなんて。 あ、でも今残業してるのこのフロアではあたしだけ。 今日くらい、泣いてもいいよね? そう思うと、いよいよ涙腺は決壊し、僅かに声を出して泣いしまった。 『バンッ』 いきなり女子トイレのドアが開いて、男が入ってきた。
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