第1章

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「睦月~」 ジェジュンが呼んでいる。睦月は聞こえているけど知らないふりをする。 昨日散々待たせておいて結局ジェジュンは現れなかった。いい訳なんて聞いてやるもんか。 睦月は昨日そう決めた。 「ちょっと、待てよ~」 ジェジュンが睦月に追いついて肩に手をかける。 「どちら様でしたっけ?」 「マジかよ、、、、、、」 「マジかよ??? それは聞き間違いかしら? 」 睦月は肩の手を払いのけると、スタスタと歩き出す。 「おい、、、ちょ、、、はあっ。いい訳ぐらい聞けよ、、、、、」 「いらない。知ってるから。仕事が長引いたんでしょ、、、、、連絡できる雰囲気じゃなかったんでしょ、、、、、 私たち、別れよう!!!」 「はあ??? なにそれ!」 「そういうことだから・・・・・」 睦月はまたスタスタと歩き出す。 ジェジュンのバカ、絶対忘れてる。 約束したのに! 「おーい、睦月!」 涙を手の甲で拭いて振り向くと、ユチョンが手を振っていた。
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