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「友香ちゃん、お料理何かとりましょうか?」
お母さんが、優しく声をかけてくれた
「あ、ありがとうございます」
「涼、学校真面目にやってます?」
「あ、はい」
「前はよくサボってて、先生にも注意されてて心配だったの」
「母さん、そんな話いいだろ」
「こんなカワイイ彼女いたら、涼も頑張れるわよね。よろしくね、涼のこと」
「…はい、私の方こそ」
夕飯も終わり、コーヒーをお母さんが煎れてくれて皆で飲んだ
その後、お姉さんと成瀬くんが私の家まで送ってくれた
お姉さんの車を待たせて、成瀬くんが玄関まで送ってくれた
「月曜日から、それしてきてね、ブラウスで隠れるから、俺もしてくから」
「うん、また、明後日ね
……まだ一緒にいたいな」
私は成瀬くんの、Tシャツの裾をつかんだ
「…明日…も会おうか?」
「うん」
「じゃ、明日。駅前に昼過ぎね」
「うん」
「そんな顔しないで…俺、帰れない」
「…だって」
「じゃあね」
おでこにチュッてして成瀬くんは帰って行った
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