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学校に着いて1時間目が終わったら、悠紀がいつもの明るい顔じゃなくてどんよーりとした顔でこっちに来た
「れ?どうしたの?」
「しほと喧嘩した…」
「珍しいな…」
「一昨日な中学ん時の女友達と、ばったり街で会って…なんか盛り上がってさ
一緒にカラオケ行ったんだわ。そしたら…帰りに買い物してたしほと香代ちゃんに会っちまって
」
「あちゃー…」
「昨日は、デートの約束がおじゃんだわ」
「謝ったか?」
「謝ったけど、聞く耳持たなくて…駄目だ。
しばらく駄目だな、こりゃ」
「二人でカラオケ行ったのか?」
「ああ、だって、友達だぜ?完全な。向こうも彼氏いるし」
「まあ、二人は、まずいな、やっぱり…もし真鍋が男と二人きりでいたら悠紀大丈夫?」
「…いや、駄目だっ
許せない、それ…」
「だろ?」
「なあ、涼、友香ちゃんに悠紀はこんなに落ち込んでたって伝えておいて」
「なんだ、そりゃ、人頼みかよ」
「だってよ。」
「分かったよ。伝えておいてやるわ
今日も昼飯友香ちゃんと食べるから、来週からは姉貴の送り迎えなくなるから、昼飯はここで食べるな」
「はいよ」
「あ、裕紀も屋上行こうぜっ、友香ちゃんに真鍋連れてきて貰えばよくね?」
「…来るかな?」
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