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~高校3年の春~
5月。
体育館。
放課後、部活の時間。
バスケ部とバレー部が部活動中。
体育館の上に数人の女生徒。
「キャー今日もカッコイイね、成瀬先輩っ」
「わ、っシュート決めたよ」
「あー本当カッコイイ。」
「でも…成瀬先輩って彼女いるんだってね。」
「えー?そうなの?でもいいや。別に…。」
「里緒マジで好きなんじゃない?」
「うん、好き。
彼女ってどんな?」
「彼女たしか…、陸上部の人じゃない?中途で入部したとか聞いたあ。」
「美佐は、凄い情報網だね。相変わらず」
「まあね、なんでも聞いてよ。」
一方バスケ部…
「おい、また来てるぞ。あの三人組。涼目当てだろっ?」
「ああ、そうみたいだな」
「『ああ、そうみたいだな。』じゃ、ねーよっどうすんだよ涼」
「や、どうするもこうするも…無視だろ?俺には友香ちゃんがいるし。」
「だな。しかしお前相変わらず、モテるな。しかも後輩に、あれ一年生だろ?」
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