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「悠紀は、相変わらずモテないな」 「うっせーなっいんだよ。俺にはしほがいるから」 「あー愛しのしほちゃんね。」 「いいだろ。カワイイぞ相変わらず」 「あ、そうですか。」 「相変わらず、涼は友香ちゃんて呼んでんの?」 「ああ。なんかな恥ずかしくて…」 「はは、相変わらず友香ちゃん絡むとヘタレだな涼は」 悠紀がくくくって笑う。 「ああそうだよ、悪いか。」 「いや、カワイイよ涼くん」 悠紀がふざけて抱き着いてきた。 「馬鹿、やめろキモい。くっつくな」 「おい、お前ら真面目にやれっ」 大池コーチに怒られた。 「もうすぐ大会で負けたら終わりだぞ」 三年生は、地区大会を6月に控えている。 これに負けたら引退だ。負けたら受験勉強に専念しろということか…? 部活が終わってロッカーで悠紀達と着替えていると。 悠紀が話かけてきた。 「なあ、今日しほ待たせてあるから4人でお茶する?」 「いやいい。絶対二人がいい。」 「あ…っそ」 「友香ちゃん、陸上部スカウトされて入ったんだろ?」 「ああ」
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