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へっ?
えっ?
拓真は理解するのに時間がかかった。
そして、拓真が理解するまえに笑いが起きた。
「翔大いきなりその質問はないって!!」
うんうんと、ほとんどの男は頷く。
「そうか?ほとんどの女子はかなり気になってるみたいだよ?」
教室の女子のほとんどが拓真をじっと見る。
まっ、マジかよ…
そんなぁ…
と男子たちは大袈裟に嘆いていた。
「そういうことで拓真!!
みんな答え待ってるぞ!!」
えっ? えっ?
ど、どうしたらいいの?
本当のこと言えばいいのか?
拓真はどうしたらいいか分からず、秋乃先生に救いを求めた。
しかし秋乃先生もニコニコして拓真を見ているだけだった。
拓真はスーッと息を吸って、
「い、いません……」
決心して言ったが予想以上にその声は小さかった。
拓真の発言を聞いて、ホッとしたため息がいくつか出される。
「やって。よかったな!!」
翔大は思いっきり笑いながらそう言う。
拓真は真っ赤な顔で苦笑いするしかなかった。
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