第一章~異変の始まり~

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カラオケはかなり盛り上がった。 僕はあまりカラオケが得意ではない。 でもかなり楽しめた。 もちろん、翔大と輝弥はめっちゃ盛り上がる歌ばかり歌っていた。 2人ともなかなか上手かった。 でも颯太にはそれ以上に驚かされた。 翔大と輝弥ばかりが歌って、颯太はあまり歌っていなかったが、平均点が97くらいあった。 颯太の歌声は少し幼さが残る甘い声で、これだけでかなりの女を落とせそうだ。 僕は、まぁ…… さっき得意じゃないって言ったし………… 「あっはっはっはっ!! 47点て!! 颯太の半分もないじゃないか!!」 翔大はバカ笑いしながら言ったので、僕はけっこうムカついた。 「クックックッ……これはないな」 俊弥の口からも笑いが溢れていて、さらにムカついた。 「はーっはっはっ、はーっはっはっ、はーっはっはっ…」 輝弥はとにかく笑い続けていて、もっとムカついた。 「クスッ……」 そして最後に颯太まで笑い、僕の心は折れた………… .
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