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カラオケはかなり盛り上がった。
僕はあまりカラオケが得意ではない。
でもかなり楽しめた。
もちろん、翔大と輝弥はめっちゃ盛り上がる歌ばかり歌っていた。
2人ともなかなか上手かった。
でも颯太にはそれ以上に驚かされた。
翔大と輝弥ばかりが歌って、颯太はあまり歌っていなかったが、平均点が97くらいあった。
颯太の歌声は少し幼さが残る甘い声で、これだけでかなりの女を落とせそうだ。
僕は、まぁ……
さっき得意じゃないって言ったし…………
「あっはっはっはっ!! 47点て!! 颯太の半分もないじゃないか!!」
翔大はバカ笑いしながら言ったので、僕はけっこうムカついた。
「クックックッ……これはないな」
俊弥の口からも笑いが溢れていて、さらにムカついた。
「はーっはっはっ、はーっはっはっ、はーっはっはっ…」
輝弥はとにかく笑い続けていて、もっとムカついた。
「クスッ……」
そして最後に颯太まで笑い、僕の心は折れた…………
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