プロローグ

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その内容は、恐ろしいものだった。 『突然申し訳ありません。いきなりですが、ある人を探して欲しいのです。 その人は静岡県に住んでいる男で、名前は岸田拓磨と言います。 年齢は30代後半位です。 何故、こんなに情報が有るのにその男を探して欲しいか、その理由は…私が死んでいるからです、私は岸田に殺されました。私の他に何人も殺されています。 どうか、助けてください。 期間は一週間、期間を決めないと皆さんは動いてくれないですから。 期間を過ぎると、死にます、確実に死にます。 このメールはおよそ、一万人に送りました。 あと、今ここで、捜すのが面倒な方は「NO」で、返事を下さい。 もし「NO」を選んだら…死にます。 では、頑張って捜して下さい。』 「は!?意味わかんね?」 晃は呆れた。 こんなチェーンメールが俺に通用するものか!と、思った。 が、しかし一応メールはとっておいた。 そして、テレビを付けた。 「一万人に送ったんなら速報来るわな。しかも、ノーならそいつ死ぬし。」 晃がそう思った瞬間だった。
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