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翌朝…
「う…うわあっ!!一三!?一三は!?」
こんな叫び声で、目を覚ました一三。
「なんだよ、うるさい… !!」
一三は、前にいる人物を見た。そして、自分の声の変化にも気づいた。
目の前には…もう何十年も前の五郎の姿があった。
「五郎!!」
「えっ!!?なんでオレの名前…を…?」
その時、五郎もようやく気づいた。自分の声が、若い時の声になっている。
「……まさか、お前は…一三?」
驚いた表情で、一三を指さす五郎。
「そうだよ、五郎。一三だよ」
「……えっ、え゙え゙~っ!!?」
驚く五郎に、信じてもらえないかもしれないが…と
あの実の話をする一三。
証拠に、あの実の種も見せる。それは、種もキラキラ光っている、不思議な物。
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