『メルト』

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大好きな君と、二人で歩ける嬉しさ。想いを伝えられない弱さ。 ドキン、ドキン。 大好きな君といる時間は、悲しくも、早く過ぎる。 駅に着いてしまう。 もう会えない。なぜか大袈裟に考える。 こんなに近くにいるのに、遠くに感じる。 だからこそもっと君を近くに感じたい。手をつないで歩きたい。 想いも虚しく、駅に着く。 もうバイバイしなくちゃいけないの? 今すぐ私を抱きしめて! なんてね………。 駅の中へ消える君の背中に手を振った。 fin
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