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「おーい!!」
「…あれ」
暫く桜の木の近くでボーッとしていたら、向こうから誰かが手を振ってやって来た。
「駆ー!!!」
「…爽羽人!」
その手を振ってきていたのは爽羽人だった。
爽羽人とは、小さい頃からの仲。…いわゆる幼なじみってやつで、
勿論、蒼の事も知っている。
「久しぶりー!今何してんの??」
「んー…色々かな…」
正直仕事なんて怠いと思ってて
何もやる気が起きない。
「そっかぁ…
…って、実は俺もなんだけどねぇ…笑」
「…え、そうなの!?」
「うん!何か面倒臭くって!!」
「ぶはっ!」
爽羽人と同じ意見だったもんだから、俺は思わず吹き出した。
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