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「ごめん、別れたい」 ドアの向こうからあたしが心から愛している声がそういうのが聞こえた。 「鍵は変えた。荷物は全て実家に送る。ごめん。」 ヒカルの声が、そう言った。 すっと血の気が引くのがわかった。 「ご両親に別れたとさっき電話したからもうそろそろ車で迎えにくると思う。こんな形で終わりにして本当にすまない。」 ヒカルがそういった。
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