桃姫

夫婦

むかしむかし、あるところにじいやと 情報屋が住んでいました。

じいやと情報屋は とても仲良しの夫婦で深く愛し合っていましたが…何故か子供ができませんでした。

２人は表向きはﾋｯｿﾘと蚕を飼っていて養蚕業を営んでいましたが、実は影で盗っ人をやっていました。

２人は盗っ人で大儲けしていましたが…とても貧乏でした。

じいやは株に夢中になっていて信用取引で莫大な借金を拵えていました。

また、情報屋の方はﾎｽﾄｸﾗﾌﾞの常連で男遊びに散財していました。

情報屋は闇金融にまで手を出して№１ホストに貢いでいました。

情報屋は金利の支払いでパンク一歩手前でした。

ある日、じいやは山へ密猟の鹿狩りに…

情報屋は川に船舶泥棒に行きました。

情報屋が大型船舶に忍び込もうとベースボートで川を遡っていくと…川の上流から大きな 桃色した お尻が、どんぶらこと流れて来ました。

それはそれは見事なお尻がドンブラこっこしてましたので情報屋は驚きます。

情報屋は大きなお尻からﾌﾟｰﾝと、お金の匂いがしたのでベースボートに引っ張りあげようと思いました。

とても大きなお尻なのでベースボートに手で引っ張りあげようとするとﾂﾙﾂﾙｯ…と滑ります。

なかなか、お尻が滑って持ち上がらないので情報屋は爪を立てました。

すると、ギャアっと叫び声がして情報屋はびっくりしました。

情報屋は、それがタダのお尻だと思っていたら叫んだので危険を感じました。

情報屋が逃げようとした途端に襟首をお尻に掴まれて川に引きずりこまれそうになります。

情報屋は、慌ててお尻の手を振り解き脚でお尻を何度も蹴り上げました。

情報屋の反撃にお尻が面食らってる間に…情報屋はベースボートのエンジンをかけ逃げ出しました。

情報屋は全速力で逃げ出しますが…お尻が凄いスピードで追いかけてきたのでゾッとします。

情報屋はベースボートを岸に着けると…じいやのアジトである高性能ｷｬﾝﾋﾟﾝｸﾞｶｰまで必死になって走って行きます。

情報屋は何度か振り返ってお尻の状況を確認しました。

川の中では…お尻しか見えませんでしたが地上ではお尻に脚が生えていて腕が生えていて、胴が生えていて、頭が生えていました。

お尻の形状は、もうすでにお尻ではなく全裸の金髪女性になっています。

金髪の女性は大きな胸を揺らして情報屋を猛スピードで追いかけます。

ちなみに情報屋は女性の裸は大嫌いでした。