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聴覚をつんざく轟音が、大気を震わせた!
男は、反動で銃を落とし後ろに転倒する。
「…いってぇな~、慣れねぇもんだ」
ガーゴイルは胴体が千切れ飛び、下半身はそのまま地面に叩き付けられ潰れ、上半身は落下途中、教会の十字架にぶつかり首と上半身がまた別れた。
強靭な悪魔の肉体を破壊する為に造られた対・悪魔の銃
威力は申し分なしだが、使い手を選ぶだろう。
…さて、あの馬鹿はどうなった?…
運良く、教会の屋根に着地出来たらしく、縮みあがっている。
…迎えに行くか…
男が体内の魔力を使い、意識を集中させると、目の前の空間が揺れる――男は手を伸ばし、歪んだ空間から……赤黒い鞭を取り出した!
「じゃ、行くか」
銃を拾い、男は再び走り出す。
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