トリックオアトリート!(硬く廻る運命~透篇~)

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「むむ、あそこにいるのはアルミナとアサトじゃ!!」 今は酒場じゃ。いつもの二人じゃが…透がおらんのぅ。 まぁ、メインディッシュは最後に、というのが面白いじゃろうて。まずはあの二人で小手調べじゃ。 「ふふふふ!アサト!アルミナ!トリックオアトリート、じゃ!」 「にゃー!」 「Σ何だよその恰好!?いつもより痛いぞ!?」 《悪趣味ね…》 ぐっ!流石に化け猫はベタだったのか…!(違う) まぁ、そこは置いておいてじゃ。 「アルミナ!トリックオアトリート──」 《はい、マタタビ。猫の大好物でしょ?》 「にゃー!」 ママママタタビ!?なんと、その手があったのか…!詰めが甘かったのぅ!恐るべしアルミナ、じゃ!だがまだじゃ! 「アサト!トリックオアトリート!」 「お、俺!?え、やべ、ねぇ!!!!」 お?当たりじゃな。ポケットを探っている内に背後に回り、そして── 「あ・さ・と♪にゃおん」 「──っ!!!!」 ふははははは!おぬしの弱点はズバリ透!透の声の囁きは絶大じゃ! 「さて、次に行こうかのう、アンジュ」 「にゃー」 さて、次は誰かのぅ? アルミナ:回避 アサト:悶絶
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