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「?おい、透は?」
もう日が昇って真上で輝いている時間、ラルクはナイフを磨きながら近くの男に尋ねた。
ここ“クラウンハント”は、基本的には自由なのであるが故、今は皆好き勝手に騒いでいる──が、その中に透の姿は無かった。
「透さんっすか?まだ寝てるんじゃ…」
「まだか…」
世話が焼ける奴だな、とナイフを仕舞いながら呟き、席を立ち、透の部屋へ向かった。
大騒ぎに発展するとも知らず──…
●妊娠…?○
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