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『アサトぉー…』
「透?お前、どうしたんだよこんな時間に」
街中をぶらぶらしていたアサトは、偶然透に遭遇した。アサトとしては気分が高まる事態だったが、透はそれどころではなかった。
『アサト!…腹減った!!!!飯!飯飯飯飯飯!!』
「はっ!?め、飯!?」
『腹減ったからそのチュロス寄越せ!』
「おい、これは俺の刀だ!チュロスじゃない!」
『肉ぅうぅぅぅうう!!!!』
「ギャァァァアアアアアアア!!!!」
自らの危険を感じたアサトは酒場に透を連れていき、有りのままに食べさせた…だが。
『た、たべ、すぎた…ぅえ…』
しかもそのまま就寝、更には何をしたのか机の角で腰を打ったのである(机の角が凹んでいたので間違いない)。
見兼ねたアサトは透を背負いギルドまで送り届けたのである。
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