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勢いがつきすぎてガチッと歯が当たったが、慎太郎は唇を離さなかった。
アルコールで程よく熱くなっている体にぎこちないキス。
日向は思わず慎太郎の首に手を回すと、自分からも唇を押し付けた。
「んっ!」
濃厚になったキスとアルコールの匂いに、慎太郎はびっくりし離れようとしたが、日向の腕が首を押さえて離れられない。
一瞬の隙をみて体を離すと自分でもハッキリわかるくらい顔が熱かった。
「慎太郎の初めてもらった!」
日向はぺろっと唇を舐めケタケタ笑いながら楽しげにいった。
「ふざけんな!」
慎太郎はドアを乱暴に閉め2階の自室へかけ上がっていった。
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