火を吐く龍

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あれからしばらくたちユーリを先頭にゲンジ、そして少し離れてカンナの順番に歩いていた 「・・・・・・・・」 そこには無言の暗いオーラが漂っていた 「なんだよこの空気?」 「お前のせいだよ!」 ゲンジはカンナに聞こえないようにちいさく叫んだ そしてユーリを見て 「・・・・・」 「なんだよ?」 「いやべつに・・・」 「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」 「・・ハア、わかったよ」 そうユーリが呟くとカンナにむかって歩きだした 「・・・・・・・」 「さっかは悪かったな」 「なにがよ」 「言いすぎた、ごめんな」 ユーリがそう言うと 「べつに怒ってるわけじゃないのよ。ただ・・・」 突然ユーリの胸のペンダントが光り出した ゴォォォ!!! 「!シッ」 いきなり洞窟の上から鋭く風を切るような音が聞こえた 「静かに!」 ユーリが人差し指をくちにあて上を見た。 「・・行ったか」 「今のは・・もしかして火龍!?」 「だな!おい!行くぞゲンジ!」 そういってカンナとユーリは火龍が飛んで行った方向へ走って行った 「なッ、まてよ!おいてくなー!」
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