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「あ……。おかえり。」
眠たい目を擦ると、マスカラが邪魔して、化粧していたことを思い出す。
「送る?」
起きてすぐには頭が働かない。せっかちな祐樹に、私は少し笑った。
「私起きたばっかりだよ。」
「あぁ…」
……納得した顔をして、祐樹は私の隣に座る。
私の方を見て、キョトンとした顔をしてる。
とても可愛い人だ。
「ソファーで寝てたの?」
「うん…あなたが行ってから…すぐに寝ちゃった。」
祐樹がフッと笑う。
「祐樹、でイイヨ。」
そんな一言で、なんだか私は安心してる。不思議だ。
祐樹は眠たいっと言って、ベッドに倒れた。私ももう少し寝たいと思って、そのまま目を閉じた。
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