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「おねーちゃーん!!」 カタカタカ… 「ん??あ、また来てくれたの??」 「うん!!早くお話の続き聞きたかったの!!」 「そっか。フフッ、ありがとう。」 カタカタカタ 「お話の続きできた??」 「……いいえ。」 「えー!?出来てないの。」 「…このお話でね、お姉ちゃんが創れるのは真の創造主が描いた世界と現実の世界とのバランスが崩れた時だけなんだ。」 「??だっておねーちゃんが書いてるよ??」 「まぁ…そうなんだけどねー…。お姉ちゃんはここでは創造主の役割であっても真の世界の創造主にはなれないの。」 「??」 「つまり私は《読み解く者》。消された記憶の夢を繋ぎ合わせる為に創造主によって創られた《番人》なの。」 「??????」 カタカタカタン 「フフ。余計にわからないか。まぁお話を始めようか」 「…うん!!話して~!!」 「はいはい。じゃあ…あれ??貴方も聞きに…ではないね。見に来たんだね。創造主(紅月)により創られ消された世界を。それならこの子と一緒に聞いてから行くといいよ。消えた世界の分の扉の鍵は私が預かっているからね。あ、私の名前は《番人》ってことにしといてね。」 「おねーちゃん、誰とお話してるの??」 「ん??気にしなくていいよ、《紅月ちゃん》。さぁ始めるとしようか。《紅月ちゃん》の過去の記憶が元に戻るまで…ね。」  
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