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「─ということだ。分かったことといえば、机がぼこぼこってこと。ボウガンを見つけたってこと。ロッカーは鍵がかかってるってことだな」
「そうか。謎の男か・・・。まぁいい。で、どこまで調べたんだ。」
「まだそこのダンボールを調べてて、ボウガンを見つけたところだ。」
「貴様・・・。そのボウガンよく見せてみろ。なにかおかしくないか。」
やばっ。間違ってボウガン持ってる手でダンボール指しちゃったよ。
これってピンチじゃねぇかぁ!!
かといって見せないのも怪しいし、しかし見せたら嘘がバレちまうぅ!!
「よこせ!!」
あ・・・。
余計な事考えてたら防御が手薄になって取られちまったぁあぁぁ!!
「なんだこの横の穴は?それに土台の形状も通常のものて比べて・・・ん。なんだこっちをジロジロと。」
「え。あぁ・・・いやに詳しいのな、お前。」
あれ・・・バレてない?
「あぁ・・・。ボウガンは家に・・・いや、なんでもない。」
家!?
家にボウガンあるのかよ!?
ずいぶんな家に住んでますねあなた!
一体どんな一家なんだよ。
「こっちはいいからダンボールを調べておけ。」
っと、そうだな。
時間も限られてるし急ごう。
しかし、ほんとにバレてないのか・・・?
いやいやボウガンに詳しそうだしバレてないわけは。
・・・時間がないからな。気にしてもどうしようもない。
それより早くでなきゃ!!
ガサッ
結構小さなダンボールだから、ボウガン以外にはあまり入りそうにないな。
「ん。これは・・・オルゴール?」
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