日常部｡

｢生徒指導室という名のせいとしどうしつ｣だっしゅつ

｢他に･･･｡他になにか手がかりがあれば､この私が解いてやるというのに･･･｡｣

くそ｡

手詰まりかよ･･･｡

｢貸せ｡他に手がかりは･･･｡｣

｢無駄だ｡そのオルゴールにはルールと､ダイヤルとボタン｡それにオルゴールを鳴らす取っ手だけだ｡｣

おれの人生ここで終わっちまうのかよ･･･｡

そんなのってねぇよ･･･｡

｢ルールだと｡聞いてないぞ､そんなの｡｣

-間違いは認められない｡
　　選択できる権利は一度きり-

｢ダイヤルを回すことに対してのルールだ｡オルゴールの底に掘ってあるよ｡｣

まだやり残したことあったのになぁ･･･はは｡

｢間違いは･･･!!｡貴様､何故それを言わなかった!それだ､その言葉こそ手がかりだったんだ!答えはＢだ!!｣

え････｡

｢見ろ｡引き出しの中から鍵だ!これでロッカーが開くぞ!｣

｢え､ちょ･･･どういうことだよ!?｣

｢貴様､一昨日のニュースを見ていないのか!?新米大統領の演説のタイトルがそれだ!｣

なるほど､だから米･英式のＢなのか｡

いや､一週間前から寮暮らしだし｡

そういやテレビ買わなきゃな｡

いや､ニュースみないけどさ･･･はは｡

"開始から８分が経過しました｡放水を開始します｡開始から８─"

って時間がないってぇぇえぇえ!!