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「ふん。世話のやける・・・。まぁ、これも神の仕事だからな。」
良いセリフが台無しだよ、ちくしょー。
「ロッカーの中は・・・鏡4枚に、懐中電灯?」
「懐中電灯。違うな、これは・・・レーザーポインターだな。しかも、新型か。愚民の道具だというのに、水中でも波に光が屈折しないという贅沢な一品だ。」
よく分からんが、何処に使うかは明らかだ。
「ここだな。」
固定器具にサイズがピッタリだ。
まぁ、十中八九間違いないだろう。
「レーザーの先は・・・。」
「愚民よ・・・。レーザーの先は只の壁だ。このレーザーポインターの出力じゃ発火はできないぞ。」
いや、発火させるつもりはないんだけど。
んー。
これは何に・・・・。
・・・・ん?
「・・・・なぁ、そこ。その横。何かあるみたいだけど。」
「ん・・・・。これは穴か。しかし、器具に固定したままなら、光は入らないぞ。」
そうだな・・・。
「中、何があるか分かるか?」
「いや、かなり深いな。それに穴が小さすぎて・・・。」
「もしかして、その為の鏡?・・・・それは、斜めに空いてるのか?」
斜めだったら問題ないが・・・。
・・・おそらく。
「いや、壁に垂直だな。」
・・・やっぱりか。
なら、鏡は2つ・・・。
でも、こんな正確な角度を手動で・・・。
いや・・・・それは、ないな。
それは、制限付きのゲームでは成り立たない。
時間がかかりすぎる可能性があるからな。それも、命がかかってるなら尚更だ。
じゃあ、どうすれば。
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