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「ば、馬鹿な。この時空なら成功するはず・・・・この神がいる時空なのに・・。」
「し・・・・しっかりしろ!まだだ・・・・・・まだ何か手があるはず!!」
何かが!
なんでもいい。あの穴に入るものであれば・・・・。
「おい!ぺーぱー、なんでもいい!何か持っていないか!?」
「な、なんでもって言われても・・・・この神が持っているものなんて。」
おれが持っているものは、シャーペンくらいしかないし。
このシャーペンはプラスチック製だから軽すぎて、空気に抵抗を受けすぎて軌道がずれちまう。
水をいれてもいいけど、水だと外に流れ出る、気泡で空間が出来て中で水が揺れて、結果ズレてしまうかもしれない。
くそ。
「なにか液体じゃなくて固体なら」
「固体?何でかは分からないが・・・・知り合いにお土産として渡そうと思った星の砂ならあるが。」
なんで星の砂!?
あれだよね!
沖縄に売ってる土産だよな!!
なんで自称神が沖縄のモノで満足!?
ほんとの星の砂を取ってこいよ!!
「ま、まぁいい。突っ込みどころは沢山あるが言わないでおこう。とりあえずそれは使える。貸してくれ。」
この星の砂をシャーペンに詰めれば重さがでていけるはずだ。
「あとは・・・・この水面をどうするかだな・・・・。」
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