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ご、御主人様!?
主将である1年生は右目に眼帯をしており、既に頬を赤らめて息があがっていた。あまり顔がわからないけど普通の高校生であるとは思う。
「こらこらぁ。俺は何もしてないだろぉ。だったらトイレ行くぅ?」
「い、嫌です!!だって…あの東雲様が僕なんかを気にかけてくださる!そして僕の手を引いてあの牢獄から連れ出してくれた!僕はそんな東雲様が…!御主人様じゃなと嫌です!!早く!こんなに汚れてしまっている身体だけども……抱いて下さい……酷く…してください…!」
『ならんなら変わろうかー?』
「いえ、そのような趣向は俺が引き受けましょうか?」
「おい、下半身東雲。主将に何を吹き込んだ。絶対にお前のせいだろ。皆飛鳥をそっちのけで主将に興味を湧いたぞ。」
「あれ…皆すっげぇ興味津々じゃね?」
「飛鳥……俺は………飛鳥だけ……見てるよ…?」
「え…!」
「俺様もだ、安心しろ」
「御主人様ぁ!!」
「ごめんねぇ俺は今みたいな従順な君を抱きたくないなぁ。俺に抱いてほしかったらもっと偉く可愛く強くなれよぉ。そしたら抱いてあげるぅ」
「そんな!今の僕ではダメなんですか!?僕は東雲様以外と寝ないと誓えます!!」
あ、何気なく皆をふった。
むしろ見えてないのか?
「そろそろ風紀委員会が来る頃かなぁ」
「御主人様!!」
「君が俺好みになって君に手を出す奴が居なくなったら、また。迎えに行くよ。約束する。」
あれ。なんかチャラけてないと東雲ってかっこいいのか…
「約束です!御主人様!!」
「もしもし委員長ですかぁ?早く引き取りに来てぇお願いしまぁす」
横目に手を振りながら微笑みかける顔は不覚にも心臓が跳ねた。
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