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大和(虫のせいか?)
虫の鳴き声がしない。何時もはやかましく鳴いてた気がしたけど…。
それと不思議な香り。
何処かで嗅いだ事があるような無いような不思議な香りがした。
大和(新しく花でも植えたのかな?)
良い香りだ、淀んだキツい香りでなく、透き通るような感じ。
無意識に庭の方へと歩いていた。
─気がつくと
庭には刀を持った女の子がいた。
月明かりに照らされ、鼬を観客にし舞っている(剣舞かな?)。
長髪を一つに束ね、何故か男の制服を着ている。顔も整っていて、姉さん達と比べても見劣りしないだろう。
舞いと女の子に見とれていた…。
ぼと─
持っていたファ○タを落としてしまった。
大和「あ…」
「…何者」
…何が起きたのか理解出来なかった。
一瞬で後ろから押さえられ、首に刀を突き付けられ、…背中に小さな膨らみが2つ押し当てられる。
大和「あっ、命だけは勘弁して欲しい」
刀や刃物に慣れていた為、剣舞の時はなんとも思わなかったけど…
強盗の類だとしたらまずかったな。
───
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